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2011年7月8日金曜日

絵本 『わたしのとくべつな場所』

パトリシアはアメリカに住む女の子。おばあちゃんから教えられた”あの場所"へひとりで行くことになりました。おばあちゃんは心配顔「確かにこどもが一人で町を歩くのは、大人になるための大きな一歩だと思うけど・・・」
バスに乗り、公園に立ち寄り、ホテルや劇場に行って、パトリシアは経験します。自由に座ったり、出入りできないこと、肌の色で差別されることを。なぜおばあちゃんが心配していたかを。
しかしあの場所だけは違いました。ここはみんなの“希望”の詰まった場所でした。おばあちゃんは『自由への入り口』とよんでいました。
パトリシアがとうとうたどり着いた、とくべつな場所の入り口にはこう書いてありました。
「公共図書館:だれでも自由にはいることができます」
この絵本、今年の課題図書なんだそうです。(M)

【『わたしのとくべつな場所』文=パトシリア・マキサック/絵=ジェリー・ピンクニー/訳=藤原宏之/新日本出版社 2010・9・10初版】

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