まずは、図書館のエントランスにおいて「写真パネルで見る増田ふるさと公園の春夏秋冬」の展示が、9月2日より9月14日までありました。
ふるさと公園の沿革、ふるさと公園での会員の年間を通しての保全の方法や活動の様子の展示にご苦労がしのばれ、「公園の春夏秋冬」と題して、パネルで見る様々な日本在来の野生の花々や小動物の写真に、懐かしさといとおしさを感じ、忘れていた三木の自然のすがたを思い出しました。
今後10~20年間に、私たちが直面する課題の一つに地球温暖化があると言われます。確かに一番身近な三木市の自然環境の劣化は、この30~40年、目を覆うものがありますし、我々の意識の低さや行動は反省しなければならない点が大いにあると思います。
そんななかで、三木市細川町にある「増田ふるさと公園」は、三木自然愛好研究会の歴代の会員の方々が20年も前に三木の豊かな自然を守ろうと立ち上がり、その熱意が全国に先駆け三木市という地方自治体を動かし、土地を買い上げ、「増田ふるさと公園」が実現したとと伺いました。
会員各自が、絶滅危惧種の保全、ササユリなどの生育困難種の育成、アメリカザリガニなどの外来危険種の駆除などの調査研究に心を砕き、労力を惜しまず実践に励んでいられる姿を見ることができました。
また、9月7日には視聴覚室にて「増田ふるさと公園の仲間たち~バーチャル公園体験~」と題した講演会を開催しました。
当日、会場に持ち込まれた水槽の中のカスミサンショウウオの愛らしい実物を見たり、ザリガニの生命力の強そうな姿に「必死に生きているのかな」と、駆除という言葉となじまない感傷に浸ったり、よく見慣れたメダカやドジョウ、はじめてみるタイコウチや水トンボなど、童心に帰って大いにその生態を楽しみました。
私たちが忘れている、地球の一生物としての営みを教えてくれるのが、自然の動植物の営みであることを、見える形で、市民に、また次の世代に、伝えて下さっている、三木自然愛好研究会の皆様の、活動への熱意と努力に敬意と感謝を表したいと思います。
<エントランスでの展示>
<9/7視聴覚室に展示された動植物>
<三愛研 副理事長の横山法次さんのお話>
<三愛研 初代理事長の小倉滋さんのお話>
<池田裕子さんによる、ご本人作曲の増田ふるさと公園テーマ曲『里山の春』紹介>
<三愛研 現理事長の北村健さんのお話>
イベント内で披露していただいた増田ふるさと公園テーマ曲『里山の春』
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