演奏は、昨年に続き、チェロとピアノのムジカ・ドルチェさん。絵本の読み手は、ともの会メンバーの男性1名と、地元吉川で読み聞かせグループなどで活動している女性3名が担当しました。
事前に読み手が、各自、これと思う絵本を選び、それに合わせてムジカさんが選曲・アレンジしてくださいました。顔合わせ&打ち合わせの日、あまりのぴったりした選曲に一同感激!読み手も気持ちが盛り上がっていきます。
開場時間になると、お子さんを抱っこされたお母さん、お父さんもぞくぞくと来場。小学生や、申込みしていないけど立ち見でもいいので…と来られた大人の方まで約70名も集まりました。
司会の、ともの会代表・茂木さんによる、ともの会についての話やムジカ・ドルチェさんの紹介のあと、
前半は小さい子向けのプログラム
- 『かいじゅうたちのいるところ』 モーリス・センダック 作
主人公のぼうやの心情の変化を、チェロの響きがみごとに表現していきます。 - 『かいもの さんぽ ゴムぞうり』 荒井良二 作 古賀鈴鳴 絵
荒井良二さんのふしぎな世界が、リズミカルな曲にのって動きだしました。
後半は大人向けの雰囲気で
- 『よあけ』 ユリー・シュルヴィッツ 作/絵
静かななかに、きりっとしてさわやかな情景と音楽がマッチして独特の世界がつくられました。 - 『おじいちゃんの手』 マーガレット・H・メイソン 作 フロイド・クーパー 絵
おじいちゃんの人生の闘い、自由への思い、孫への愛情・・・音楽が劇的に盛り上げてくれました。
ふつうのおはなし会ではあまり参加のないお父さんたちも、熱心に観ていただき、子どもたちも最後まで集中が切れることがありませんでした。みなさん、とても癒された満足の表情で帰って行かれました。「吉川でこんな演奏が聴けるなんて!」と、感激の感想もいただきました。
音楽と絵本の絵とことばが1つになって、それぞれのお話の世界を創り上げ、とても贅沢なひとときでした。
読み手も、ふだんの読み聞かせより、ずっと絵本に気持ちが入ったように思います。とても貴重な体験をさせていただきました。あらためて、音楽のちから、絵本のちから・あらたな可能性を感じることができました。
終了後、「おとなだけ対象の会もよいのでは・・・」 「お父さん向けの企画も!」などなど、次に向けての話も出て、ぜひぜひ、第3弾、第4弾と続いていけばうれしいなあと思います。
ムジカ・ドルチェさん、すばらしい演奏をありがとうございました。参加のみなさん、お疲れ様でした。
(吉川 T・K)
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