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2014年9月22日月曜日

平和へのメッセージ届けた、「疎開した40万冊の図書」上映会

先日9/15(月・祝)に、ドキュメンタリー映画「疎開した40万冊の図書」上映会が、おかげさまで好評のうちに終了しました。


当日は150名以上の方が来場。今回、金高監督にわざわざ東京から来ていただき講演もしていただいたことで、三木市以外からも加西市、加東市、神戸市、さらにははるばる奈良からお越しになられた方もいらっしゃいました。
中には作品を見て感極まった方もあったり、「私のところでも上映会をしたい」と言われた方もありました。

映画の本やパンフレットもたくさん買っていただきました。

戦時中、日比谷図書館以外にも全国の図書館であった本の疎開が、これまでに人々の間で伝わることがなかったのが不思議なことで、今回の作品に全国の図書館関係から注目が集まっているそうです。
また太平洋戦争中の図書の疎開の話だけでなく、作品ではさらにイラク戦争の戦火の中で本を守った図書館員の話、また東日本大震災の被災者を本で励ます移動図書館の話など、図書が人の心を支えたエピソードを並列したことで、文化を守るということ、平和ということについて考える普遍的な意味を持つ作品が生まれたと感じました。


<参加者の感想(抜粋)>
●すばらしい映画に出会って感動しました。「本は人を作る」私にとっても、これまで本に助けられたことが多々でした。よく「本を守る」ことに目をつけられ、守って下さったことに感謝します。

●愚かしい戦争にならないように・・・戦禍から守られた思想はとても貴重、戦争をする人との対比で貴重なことであった。また相当な努力や批判にもさらされていたことと思われる。戦争は全てを奪う。なんとしても戦にならないように。

●子ども達に見せたい。

●最後に出た言葉「最終的に図書を守るためには戦争をなくすことしかない」―それに尽きると思います。今、私たちは平和の中に生きていると思っているが、その危うさを思います。いつこれが壊れるか・・・子どもたちにどうかして分かってもらいたいです。

●(図書が)個人の家に疎開したとはびっくりです。それも大八車で大変な苦労で・・・。監督さんから映画では出てこない中田邦造さん(日比谷図書館元館長)のことなど詳しく聞くことができ、良かったと思いました。

●「バスラの図書館」のような話が日本にあったとはまったく知りませんでした。私が戦時下の状況にいたら、ここまでのことはできたかどうか・・・。この映画を見て、もっとしっかり勉強していい司書になり素敵な図書館を作りたいと思います。

●東日本大震災前に飯館村に全国から寄贈された本による子ども達の笑顔、瞳のかがやき、それが(原発事故でひきさかれ)悲しいですね。

●文化を守るとはこういうことなのですね。

打ち上げの席にて・・・金髙監督(中央前)、ありがとうございました!

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